コダマ司法書士行政書士事務所 スタッフブログ
2014.06.13
【たけお】 成長するサッカー
世間は、いよいよワールドカップで盛り上がっている。
私も、そんな雰囲気に飲まれたわけではないが、ふとテレビのスイッチを入れると、往年のサッカープレイヤーである釜本氏が写っていた。
振り返ってみれば、私も高校の頃、サッカー部に在籍していたことがある。今は、「サッカー」という名称が浸透しているが、当時は、「サッカー」とは言わなかった。「蹴球」と呼んでいたのである。当時の言い方をすれば「蹴球部」である。
当時は、読んで字のごとく、「球を蹴る」ために必要な能力、すなわち、脚力やキック力が求められた。そして、これらの能力に優れた選手がよい選手として讃えられていたものだ。
チーム全体としての能力もあまり要求されるものではなく、当時はチームワークというものよりも個人技が要求された印象が強かった。
だが、今はどうだろうか。
脚力やキック力だけでは優秀な選手にはなれないのは明らかである。ボールテクニックのみならず、状況に応じた瞬時の判断力や戦略性も要求される。また、チーム全体としてのチームワークのようなものも要求されるだろう。
時の流れに従い「蹴球」から「サッカー」に名前が変わるとともに、要求される選手やチームの質も昔と今ではずいぶんと変わったものだと実感されるのである。
私が「蹴球」をしていた当時は、名選手は名監督になりえたのかもしれないが、「サッカー」となった今となっては、名選手だった者が名監督になるとは限らないのであろう。「名選手名監督にあらず」という言葉が年老いた今となっては少し理解できそうである。
なお、私が蹴球部の頃「名選手」だったかどうかは読者の皆様の想像にお任せしたい。
つい、「サッカー」の専門家ぶったような論説をしてしまったが、年寄りの昔話としてご容赦いただきたい。温かい目で読んでいただけたら幸いである。
こうつらつらと考えてみては、今日もまたテレビのスイッチを入れ、サッカー中継を観戦するのである。
~代筆(代打)者 事務スタッフ ヒロセ~